プリウス 災いin 福井 最終章?

前回の傷が癒えぬまま私はまたあの日を迎えた。

今回は少し勝手が違い、縁石とかのレベルではなかった。

まさにブービートラップの楽園へと誘われた。

お客様へ書類を届けるところまで行く道中、なぜか道が徐々に狭くなる。


これより先は行ったらまずいと思うも頭の中で 「ピットインピットイン!」

とはやしたてる。

行ってしまった。

しかも街頭も全く無しの状態だ。ハンドルミスを許されないまさにミッションインポッシブル

既にゲッツー

しかもこれ以上前進しても行き止まりである。

一度外に出て幅を確認した。

さっきまでは無かったはず・・・・

「路肩がログインしました」

しかも排水溝のオプション付きときた。

もうこの時点で野球だとゲームセット

丁寧に片輪埋まるように幅まで調整されている。

福井はどこまで私に試練を与えるのかと悩みながらスタッフへ相談の連絡をする。

だが彼の言葉を聞いてるときにふと気付いた。

N君「僕も行きますか?」

N君「本当に大丈夫ですか?

と彼は言っていたが、そもそも大丈夫じゃない。相談する相手を間違えた。


バックしか脱出方法はないのに彼まで来たら車が2台はまってしまう。

おそらく彼なら私の車の後ろにびた付けし、車から降りて開口一番

N君「大丈夫ですか!!」

馬鹿の渋滞が起こってしまうので、電話を切り彼を呼ぶのはやめた。


おそらく40分は抜け出すのにかかっただろうか・・・



困難は乗り越えられる人にしかこないと言うが、そもそもが困難ではなく災難だった。

私はコロナにも負けないメンタルを手に入れました。

~fin~ https://fukuimonthly.com/

プリウス 災いin 福井 その2

その日は、社長を空港まで迎えに行くため向かっていた。

この日の為に洗車もし、到着と同時にアイルトンセナばりの「ピットイン」を決めたのもつかの間

プリウス「アンサクセッッッッッッッッス!!!」

そう、またあの縁石である。前回損傷して直したばかりなのにまた、傷と悲しみと負債をおってしまった。

プリウスからアンサクセスの警鐘が鳴りやまない。

周囲にも車がかなり停まっていて、私のプリウスは辱めを受けた。

野次馬根性丸出しのオーディエンスが、これでもかっ!といわんばかりに遠回りしてまでフロント部分を見に来ていた。

そんなタイミングで社長が久々の下界に来たかのように降臨。おそらく社長も見世物になってしまった可能性はぬぐえない。

「いや~僕と一緒に見世物になってしまいましたね!(笑)」

なんて言った日には私は召されてしまうだろうと思い、深くは言わなことにした。

仕事の話を車中でしていたが正直、頭の中は縁石の事で頭がいっぱいだった。

道中、私の「頑張ります!!」の言葉はもちろん仕事にたいしてのこともあるが、その時は縁石にこすらないように頑張ります!!の意味合いのほうが強かったのは言うまでもないだろう。